Yahoo!出店料等の無料化でアフィリはどうなる?

「Yahoo!ショッピング」のストア出店料(初期費用2万1000円、月額費用2万5000円)と売り上げロイヤルティ(売り上げの1.7~6.0%)は、今月から完全無料化、とのこと。
「eコマース革命」という名称らしい。
完全無料化が出店の増加がにつながるであろうことはすぐに予想できるのだが、これでYahooアフィリエイトを取り巻く環境はどう変わるんだろうか。

「eコマース革命」のYahooショッピング解説ページを見ていくと、次のような記述がある。

アフィリエイト経由で購入された場合のみ、下記費用を負担いただきます。
・アフィリエイトパートナー報酬原資: 販売商品価格の1%~71%
・アフィリエイト手数料:アフィリエイトパートナー報酬原資の30%

これらがショップの唯一の負担ということらしい。

アフィリエイトパートナー報酬原資とは、アフィリエイト経由で売上が発生した場合のアフィリエイトパートナーに支払う報酬(広告料)のうちショップが負担する分を指す。
このアフィリエイト広告料の料率を1%から71%の間で設定できるということ。
料率を5%に設定した場合、消費税抜き価格1000円の商品が売れれば50円の広告料がかかることになる。
料率を高くすれば、商品を紹介してくれるアフィリエイトパートナーが増える可能性はある。
自分の場合、商品が多いキーワードでは、APIで拾う商品の最低料率を高く設定するので。
ここで「原資」という単語を使っているのは、これにYahooが上乗せをした報酬をアフィリエイトパートナーに支払うということを意味していると思われる。
現時点のアフィリエイトの最低料率2%を低くするという告知は今のところないので。
つまり、ショップが1%に設定した場合、Yahooがさらに1%を上乗せし、アフィリエイトパートナーには2%の報酬が支払われることになると思われる。

アフィリエイト手数料とは、アフィリエイトパートナーへの支払いに対する手数料という解説になっている。
上で書いた例のように50円のアフィリエイト広告料を支払った場合、さらに15円の手数料がかかるということのようだ。
広告料の金額が増えれば手数料も増えるということになるが、いまひとつ意味がよくわからない。

Yahooアフィリエイトのトップページにはこれといった告知もないので、とりあえずアフィリエイトは今のまま続けてくれるらしい。
このニュースをテレビで知った時にはYahooアフィリがどうなるのか、本気で心配した。
「全て無料。余計な費用はかかりません。アフィリも廃止。」とかね・・・

1.出店の増加による影響
かなりの出店増加が予想され、ドロップシッピングの出店も増えることだろう。
普通に考えれば、出店が増えれば商品数も増え、アフィリエイトはやりやすくなるはず。
ただ、ショップの質はどうしても落ちるだろうし、商品検索に引っかけようとして、楽天のようにキーワードを詰め込んだスパム的な名称の商品が増えるかもしれない。
そうなると、「キーワードを勝手に分解してしまう」「除外ワード設定ができない」など、私見ではYahooのAPIは楽天のAPIより機能的には劣るので、狙った商品をAPIで表示するための手間が増えることになるかもしれない。

また、これを機会に全面的にカテゴリー見直しなどされたりしたら、こちらは地獄だ。
API使用ページのカテゴリー指定を全て修正する必要が出てくるので・・・

2.ショップの経費減による影響
既出店のショップは販売手数料がいらなくなった分を広告費にあてるであろうことは予想がつくが、それがアフィリエイトに回ってくる割合はかなり低いと思う。
Yahooは新たに様々な広告枠を用意して広告収入のアップを図るらしいので。
アフィリによる恩恵を受けているショップは差別化のためにアフィリ料率のアップなどを行うかもしれないが、はっきりと恩恵を受けているショップは少数派だという記事も目にするので、あまり期待できないだろう。

3.外部サイトへの誘導可の影響
外部サイトへの誘導や顧客へのメール送信を許可したとのことだが、これらはアフィリエイトにとってかなりのマイナス要素になる可能性がある。
外部サイトに誘導されて商品が売れても、こちらには1円も入らないから当然のことだが。
さて、ここでさらに考えてみる。
販売手数料が有料の場合は、その支払いを避けるために外部の自社サイトに誘導するメリットがあるが、販売手数料が無料の上、顧客情報も取れるとなると、外部サイト誘導にさしたるメリットはないと思われる。
ただ、アフィリエイト経由の売上に対しては設定した料率で広告料がかかるわけで、これをどうしても払いたくないというショップは外部自社サイトへの誘導を露骨に行うだろう。
そういうショップの商品はアフィリエイターも紹介しないだろうが。
こちらも、自社サイトへの誘導が目立つショップの商品を除外する方法を考えねばならないかな・・・
というわけで、外部サイトへの誘導があまり盛り上がらなければ、こちらにはあまり影響はない可能性もあるが、こればかりは始まってみなければわからない。
少なくとも、この件に関して、アフィリエイトにはデメリットしかないのだけは確かだ。

4.情報商材等による影響
これをチャンスとばかりにYahooアフィリを煽る商材でも仕掛けようかという輩が出現し、それを紹介して稼ごうとする輩も入り乱れ、Yahooアフィリ参加者が増えた結果、Yahooアフィリが荒れてしまう可能性も考えられる。
つまり、アフィリエイターが増えれば、それだけ規約違反行為も増えるだろうということ。
それによって問題が起こったサービスをYahooが停止してしまう恐れもある。
何かのサービスで問題が起こると、すぐに停止してしまうのがYahooの怖いところ。
APIだけ見ても、ここ1年でかなり停止になったサービスがある。
APIそのものだってどうなることか・・・
さすがに商品検索APIが停止になったりしたら、自分としてはかなり痛い。

5.楽天への影響
これを楽天が黙って見ているわけもなく、何か対抗策を打ち出すのは必至だろう。
それがどういうものになるのかは見当もつかないが、無料化に追従して消耗戦に持ちこむようなマネはしないと思われる。
何か別な切り口で勝負してくるのだろうが、それがアフィリに恩恵をもたらすようなものであることを祈るばかりだ。

以上、どう状況が変わるのかを考えてみたわけだが、自分の想像力もここまで。
そして、どれもマイナス要素ばっかり・・・

もっと稼いでいるアフィリエイターなら、もっともっと発想が膨らむんだろうな。
それも、プラス志向の発想が・・・

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